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雪の元:氷晶と氷晶核

雪ができるためには氷晶核が必要

雪の結晶のもとになる小さな氷の結晶、まだ雪と呼べないような大きさの最初の一粒を氷晶核といいます。
この小さなものがないと雪はできないのです。
雪の結晶が大きく発達するために、水蒸気が集まる(凝縮する)きっかけのようなもの、それが氷晶核です。

雪の元とは:どんなものが氷晶核になるのだろうか

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上空に舞い上がった塵のようなものが氷晶核の核となります。
雪の結晶の顕微鏡観察による最近の研究では、黄砂や噴火など理由、原因はさまざまですが、上空に舞い上がって浮遊している「土」由来のものが雪の結晶の核となっていることが多いということです。

浮遊塵の数はほぼ無限大

きわめて小さく、顕微鏡で見るサイズで、数はほとんど無尽蔵といえるほどです。何日も降り続く雪の量を考えると、そんなに塵が上空にあるのかと、驚くかも知れませんが、桁外れの量だということです。
そして、上昇気流などによって、日々補給されているため、雪などで、この浮遊塵がなくなってしまうことはありません。

氷晶核は丸い

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この塵を核としてできる氷晶核は最初から雪と同じ六角の結晶質と思われていましたが、最近の研究では、小さな丸い氷の粒が核となり、その核に水蒸気が結晶として結合していくものと考えられるようになりました。水蒸気が浮遊塵について、凍るのではなく、一度、水滴の状態で、浮遊塵に凝縮し、その後、凍るという順序になるようです。
中谷博士の初期の研究と最近の研究では、少し見方がかわってきたことになります。

浮遊塵は雪の元になるだけではない:浮遊塵の驚くべき働き

浮遊塵は雪の核となるばかりでなく、その他にも重要な働き(?)があります。
もちろん、この浮遊塵は雪の核になるばかりでなく、雨や雹、雲などの成因にもなっています。
しかし、浮遊塵の驚くべき働きとは、そのことではありません。

カテゴリ: 雪とは , 雪と氷