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「雪」という不思議なもの

宮崎県に雪は降らない

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南国の人にとって雪は珍しいものです。そしてもしも雪が降ってきたら、それはもう、相当うれしいものです。
宮崎県に10年ほど住みましたが、その間、雪というものにほとんどお目にかかったことはありませんでした。

南国では雪は特別なもの

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宮崎県に引っ越した年の冬、ある休みの日でした。すぐ近所に住む息子の同級生の母親が、外で大声を上げて走りながら叫んでいます。
何事かと外を見ると、
「雪だ!雪だ!」と叫びながら、空を見上げたまま、いったい何粒の雪が落ちてくるのか、本当にわずかな数の雪の粒を追いかけ、走り回っています。
うれしそう。楽しそう。
まるで、幼稚園生か、小学生のようでした。
確か、雪が降った日、小学校では授業をやめて、雪遊びになったように記憶しています。南国の人にとって、雪はそれほど特別なものです。

雪・雹・あられ・氷:雪とはいったいなんですか?

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雪は霰・あられではありません。雹・ひょうとも違います。いわゆる氷とも違います。
雪のように見えるものの代表的なものは、カキ氷ではないでしょうか。
氷を削ると、まるで綿のようなふわふわとした氷がお皿の上に溜まっていきます。
まさに雪が積もるのと同じように見えます。あのカキ氷は、雪ではないのでしょうか?
残念ながら、あの雪のように見えるカキ氷も雪ではありません。
単に氷を削ったものなのです。雪と氷を削ったものはまったく別のものなのです。

雪は結晶:結晶と結晶でないもの

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炭素は地球上にいろいろな形で存在しています。多くは純度が低いものですが、純度の高いものもあります。
石炭や炭(すみ)は炭素です。純度の高いものにはカーボングラファイトなど、工業的に造られたものもあります。
炭素が結晶になると、「ダイアモンド」となります。
結晶でないものは、活性炭やグラファイトになります。 結晶と結晶でないものは、同じ炭素でできていても、ずいぶん違ったものです。

雪は水の結晶です

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まず、第一に雪は単なる氷ではありません。
水が凍ったものを細かく砕いても、結晶にはなりませんから、雪ではないのです。
人工的に氷を作ることは、温度を低くする技術があれば、可能です。
しかし、できるのは氷で、雪にはならないのです。

雪とは、水が結晶の形で凍ったもの・固体になったものを指します。
結晶だから、きれいな六角形の形になるのです。

氷、ひょう、あられなどは、結晶ではなく、無定形の固体になったもの・氷なのです。

カテゴリ: 雪とは , 雪と氷