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「雪と氷」の一覧

雪ができるもう一つの理由:空はなぜ寒い

子供の頃、大空の高いところは、太陽に近いのに、なぜ温度が低くなるのか理解できませんでした。山の高いところに最初に雪が積もります。地上の低いところよりも高いところのほうが温度が低いというのはなかなか不思議なものです。

なぜ、上空の温度は低いのでしょうか

雪の元:氷晶と氷晶核

雪ができるためには氷晶核が必要

雪の結晶のもとになる小さな氷の結晶、まだ雪と呼べないような大きさの最初の一粒を氷晶核といいます。
この小さなものがないと雪はできないのです。
雪の結晶が大きく発達するために、水蒸気が集まる(凝縮する)きっかけのようなもの、それが氷晶核です。

雪:結晶 氷:微結晶

雪と氷では何が違うのだろうか

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雪は水が氷の結晶になったものです。

結晶というのは原子の配列が規則正しく結合して、その規則的な配列のために、外観までが定まった形になっているものを指します。
水晶やダイヤモンドはそのような結晶構造をもつ物資の典型です。水晶をいろいろな形に削って、丸い玉にしたものなどがあります。ダイヤモンドも原石のままでなく、いろいろな形に削られて売られます。

丸くなった水晶は結晶はないのかという疑問も生じますが、丸くなっても結晶であることには変わりがありません。というのは、規則正しい原子の配列という結晶質が失われたわけではないからです。

空はなぜ青い

雪の元にもなる浮遊塵が空を明るく青くする

空が青く明るく見えるのは、地上から風や上昇気流で吹き上げられ、
漂っている上空に漂っている浮遊塵のおかげなのです。

雪は氷やあられ、雹ひょうとどのように違うのでしょうか

雪は結晶:結晶はできにくい

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雪は氷の結晶です。
筆者は、昔、学生時代に卒業論文で、ある物質のX線による結晶構造解析をしました。
問題は、自分で単結晶を造らなければいけないのですが、その物質自体が世の中にたった4gしか現存しないものでした。
何度やっても結晶ができないのです。
最後の最後、すべて使い切って、これで結晶ができなければ、もう終わり。卒論のテーマを一から考え直さなければならいというとき、溶液の中に、「キラリ」と光る結晶を見つけました。
そのうれしさは格別でした。

雪はどのようにしてできるか

雪ができる過程

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水の状態の変化で、よく知られているは、固体・液体・気体の変化です。

  • 水が蒸発して気体(水蒸気)になる、気体が冷却されて液体(水)になる変化
  • 水がさらに冷却されて固体(氷)になる、固体が暖められて液体になる変化

他にも、固体の氷が直接気体になる作用もあります。これは昇華作用といいます。
積もった雪の塊が溶けてもないのに、徐々に小さくなっていくのは、固体の雪が直接気体の水蒸気に変わる昇華作用のためです。

「雪」という不思議なもの

南国では雪は特別なもの

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宮崎県に引っ越した年の冬、ある休みの日でした。すぐ近所に住む息子の同級生の母親が、外で大声を上げて走りながら叫んでいます。
何事かと外を見ると、
「雪だ!雪だ!」と叫びながら、空を見上げたまま、いったい何粒の雪が落ちてくるのか、本当にわずかな数の雪の粒を追いかけ、走り回っています。
うれしそう。楽しそう。
まるで、幼稚園生か、小学生のようでした。
確か、雪が降った日、小学校では授業をやめて、雪遊びになったように記憶しています。南国の人にとって、雪はそれほど特別なものです。