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コロンブスを成功に導いた二つの風:貿易風と偏西風

コロンブスがとらえた二つの風

コロンブスがインド・中国を目指して出帆したとき、
赤道付近を東から西に向かって吹く風(この風はのちに貿易風と呼ばれることになります)を
利用したことは、ロンブスは船を西ではなく南に向けたで、説明しました。
そして、アメリカ大陸からの帰りの航海は偏西風を利用したのです。
西に向けて進んだ彼らでしたが、いつまでも吹き続ける東風に怖気づき、
船員たちは、もう国へ帰ることはできないのではないか、と恐れを感じたのです。
帆船でしか海を渡る手段がない時代に、
この風に着目しなかったら、コロンブスの旅は成功することができなかったはずです。

だれも知らなかった風

貿易風を見事に利用したコロンブスでしたが、彼も、
この風がいつまで吹くのか、どこまで吹くのか知る由もありませんでした。
しかし、コロンブスが、冒険旅行の成功をこの風にかけていたことは確かです。
歴史上、この二つの風、貿易風と偏西風をはっきりと意識した最初の人がコロンブスだったといえます。
この風の発見も、アメリカ大陸発見に劣らないほど重大な発見でした。

カテゴリ: 地球をめぐる大気 , 東西に吹く