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落雷対策(2)

過電圧による電子機器の故障は1970年代から急増

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エレクトロニクスとITの普及発展のために、そのインフラとしての過電圧保護はますます重要な位置を占めるようになりました。電子機器に過電圧がかかると、障害が発生しますが、その頻度は、過去の統計によれば、1970年代末までは低かったのですが、1970年代末から1980年代半ばにかけて、急増しました。

集積化・LSIの導入が脆弱さの原因

その大きな理由は1970年代末までは、電子回路がデスクリート技術で構成されていたのですが、1970年代末から1980年代半ばにかけて、LSI が導入され、いろいろな機器にLSI が搭載されるようになったのが原因でした。 電子機器の集積度増加につれて、過電圧耐量が激減したからです。機器が過電圧に弱くなってしまったのです。

ICはなぜ過電圧に弱いのか

有接点リレーで論理回路が組まれた機器では、たとえば2000Vの過電圧が機器にかかっても、リレーの定格電圧200Vの10倍に過ぎず、数マイクロ秒の短時間印加では問題になりませんでした。しかし、ICが使用されている直流5Vの回路では同じ200Vの電圧は、今度は、定格電圧の400倍の過電圧となり、電子回路の絶縁を破壊してしまうことになったのです。
今日の電子機器に過電圧対策が重要であるという大きな理由がここにあります。
同時に、雷の誘導による過電圧対策が必要な理由でもあります。

記事提供:「(株)雷保護テック・タケタニ」

カテゴリ: 落雷対策