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身に着けた金属をはずす?

身に着けた金属はほんとうに危険か?:

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雷は金属に落ちるので、野原や海、山で雷の危険を感じたら、身に着けている金属のものを取り外すのがよいといわれます。
「金歯に落ちるかもしれないから」という理由で、雷が鳴ったら、怖くて口を開けることができない、という人もいます。

しかし、落雷は雷雲の静電気と地表の静電気の間の放電現象です。
雷雲が発生すると、地表付近では、金属でも、木製品でも、ゴム製品でも静電気が発生します。
ですから、金属がとくに危険という根拠になりません。

雷は金属だけでなく木にも落ちる

実際に、雷は金属製の避雷針には当然落ちますが、金属でない高い木にもよく落ちます。
いろいろな実験結果からわかることは、金属のものを取り外すことは、落雷から身を守るためにはまったく役に立たないということです。

雷が落ちやすいものは?

では、何をしても意味がないかというと、そうでもありません。次のことを知っておくことは危険から身を守る上で役に立ちます。

1.危険なのは、材質ではなく、形:雷は先がとがったもの(突起物)に落ちやすい。

危険なのは身に着けているものの材質ではなく、形が問題だということです。
平らな地面に人が立っていると、雷から見れば、とがったものになります。
避雷針も針という文字が使われているように棒状で、平板ではありません。とがったもの、体から突き出たような形のものが危険なのです。
たとえば、「野球のバット」木製のバットか金属バットかにかかわらず、危険です。

2.危険なのは、材質ではなく、場所が問題:雷は高いところに落ちやすい

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ということになります。
川原や海辺で釣をしているときなら、必ず釣竿は手放すこと。
釣竿を持っていると、高い木があるのと同じになります。高い木と同じ危険があるということになります。
林のようなところに何本もある木よりも、開けたところで振り回されている一本の釣竿の方が危険ということになります。
もし、雷の中で川原や海辺で釣竿を振り回しているとしたら、まるで避雷針を持っているようなものです。
傘も同様に危険です。
また、広いところであれば、「自分自身が単に立っている」ことにも危険があります。

避難するときの注意:避難するところは、ほんとうに安全か

木のそばに避難するもの危険があります。
高い木に寄りかかっていたりすると危険です。
その木に落雷したとき、木の表面を電流が流れるからです。

高い木のそばへ避難するときは、山やキャンプ場での避難方法の項目を参照してください。

高い木を上手に利用

正しく避難するなら、高い木の近くは大変有効です。避難方法をいろいろ書いていますので、ほかをよく参照してください。
また、高い建物は落雷の危険があるため、避雷針を設置することが法律で義務付けられています。
平地よりも、山の方が雷の危険は大きいと考えるべきです。

カテゴリ: 落雷対策