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ジェットコースター雷神・風神Ⅱの事故

死亡事故発生

2007年5月5日(土)午後0時50分ごろエキスポランドのジェットコースター「風神雷神Ⅱ」 で死亡事故が発生しました。
ジェットコースターは6両編成(4席×6両)で、22名が乗車していました。
2両目が脱輪して、シートが傾き、端にいた女性が、フェンスで体を強打し死亡してしまいました。
大阪府警は2008年5月4日、車軸が折れた原因を「金属疲労」とほぼ断定し、破断部分の写真を報道陣に公開しました。
折れた車軸の破断面は直径3.6センチ。摩耗に強いニッケルクロム鋼が素材。
金属疲労特有のしま模様が確認された。コースターの重量や上下左右の激しい移動など、長年の負荷が破断につながったとみられる。

明らかになった原因

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エキスポランド社の検査は「自社」で行っていた。
自社による検査は、「メーカー任せ」を脱却しようという意気込みからはじめられたが、
結果的には「身内の身内による検査」は「検査する側と検査を受ける側の両方の甘え」を産み、「手抜き」という最悪のところに行き着いてしまった。
気がついてみれば、金属疲労で破断したコースターの車軸は運行開始から事故まで15年間、取り外しての点検も、交換もしていなかったということです。
年に1度の定期検査をゴールデンウイーク明けに延ばしていたのに、吹田市には「適切に検査した」と虚偽報告までしていた。(事故車両の折れた車軸=大阪府警提供)

営業再開と休園

事故後の8月10日には、営業を再開したが、
1ヵ月後には、宙吊り式OROCHI(オロチ)が暴走して停止せず2週するトラブルをおこすなど事故を繰り返す結果となり、
信頼を回復するどころか、入園者が大きく落ち込んでしまうという結果になりました。
結局8月に営業再開、12月には、ふたたび休園、
ついに翌年3月には雷神・風神Ⅱを撤去するところまで追い込まれてしまいました。

エキスポランド社 民事再生法の適用申請

20人が死傷したジェットコースター脱線事故から1年半を経て、
遊園地を経営するエキスポランド社(大阪府吹田市)は自力再建を断念し、
民事再生法の適用を申し立てるにいたりました。
2008年10月29日、記者会見した同社幹部らは「事故によるイメージ悪化から、信頼回復が図れなかった」と肩を落とした。

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