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戦争と雷:植えつけられた悲しいイメージ

雷は破壊力が注目される

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雷鳴のとどろき・稲妻の閃き・落雷の破壊力の激しさ・恐ろしさは、昔から戦争に用いられた機器・戦闘員の名前につかわれている。

「地雷・機雷・魚雷」:

いずれも雷の文字が付いている。

旧日本海軍の駆逐艦

「雷」(いかずち)、「電」(いなずま)がある。
この名前は、日露戦争時代太平洋戦争時代の駆逐艦と何代にもわたって用いられており、
現在も、海上自衛隊の護衛艦に引き継がれている。

戦闘機:

稲妻のひらめきのすばやさのイメージからか、戦闘機の名前にも用いられ、
やはり、旧日本海軍には「雷電」というのがあった。
さらに、「天雷」・「零式艦上戦闘機52乙型 神雷部隊」というのがあります。
震電 、閃電など、好んで雷や電(いなずま)の文字が用いられたようです。
他にも、たくさんあるようです。

外国の例

軍隊に関係するものの名前に「雷」が用いられるのは日本に限ったことではなく、世界的なことです。
米陸軍航空隊には「P-47サンダーボルト」があり、
湾岸戦争で活躍した対地攻撃機A-10もサンダーボルトと呼ばれました。
イタリア空軍のMC202サエッタも雷の名前と関係があるということです。

ダーティーなイメージ

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このように、戦争に関係するものに、雷の名前がつけられるのは、雷の責任ではありませんが、
雷に「破壊・悪」のイメージを植えつけるのに、戦争は、かなり、寄与しているのではないかと思われます。
直接関係はありませんが、ホラー映画、オカルト映画では、必ずと言ってよいほど、夜の暗いシーンで雷鳴と稲妻が映されるようにも感じられます。
雷そのものは、自然現象で、もちろん、そこには善悪はありませんが、
雷についていろいろなことが解明されれば、きっと、自然環境のなかでよい働きをしているに違いないと期待しています。
乾ききった大地に、稲妻の閃きとともに、はげしく降る雨は、死にかけていた自然を一瞬で生き返らせる大きな恵みなのですから。
雷の本当の力は、戦争のような破壊する力ではなく、
生命を与える恵みの力です。

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