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発熱都市:ゲリラ豪雨をもたらすもの

温暖化が大きな問題

温暖化が大きな問題になっています。
春には、桜の開花が早まっていることが伝えら、夏が近づくと、多くの職場では、冷房温度を控えめに設定するように指導されています。
東京大手町の平均気温は1901年から2000年の100年でおよそ3度上昇したという報告があります。

都市の人工排熱

高層ビル1棟で、昼間働いている人の数は1万数千人に上ります。
一人あたりの専有面積を抑えて、人が詰め込まれています。
ビルの熱はかなり大きなものです。ブラインドを下げていますが窓が多く、日差しが入り、ビルは熱を吸収します。
高層ビルの壁は、建物がない平地と比べて、面積が非常に大きくなっていますので、差し込む日光による熱量も大きくなります。
ビルで働く人、ひとりひとりの体から出る熱があります。おそらく、みなパソコンを使っていますがら、その熱があります。冷暖房の熱があります。そのほか、ビルを管理、維持するために発生するさまざまな熱があります。
超高層ビルの屋上に上がったことがないので、この先は推測の域を出ませんが、このビルの熱は屋上の冷却塔のファンから上空に向かって放出されているということができるでしょう。
ビルの屋上は湿気をもったすさまじい上昇気流を作っているはずです。
都心部ではこの高層ビルが密集しているのです。都心の狭い範囲では強烈な上昇気流が発生しています。

都市構造

アスファルト化・緑地や水面の減少が、夏のヒートアイランド現象に拍車をかけます。
夏のアスファルトの照り返しの強さは誰でも経験していることです。
木陰や水辺がなくなり、自然の涼しさがどこにもありません。強烈なエアコンの涼しさを求めてビルに駆け込むことになります。
さらに高層ビル群は海風をさえぎり、風通しを悪くします。風があれば涼しさを運んでくれますが、風がないと気温が上昇するばかりです。
ビルの屋上緑化が求められていますが、まだ、ほとんど実現していません。

局地的なヒートポイントと上昇気流

最近の局地的なゲリラ豪雨は現状では予測が困難です。
極めて局地的(今までの気象現象と比べて)なため、十分な観測・予測体制は整っていません。
もちろん、上昇気流を発生させているビルの真上に豪雨が発生するということではありません。雲は移動します。
しかし、夏の一般的な夕立のレベルと超えた激しい雨が都市部を中心に何回も記録されていることは、都市のヒートアイランド現象と関係があるというのが一般的な考えです。
都市部の発熱量は、太陽3つに照らされているのに相当するという計算結果も報告されています。

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