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「雨の哲学」の一覧

茂吉の雨のうた

斉藤茂吉と言えば、伊藤左千夫門下で、大正から昭和前期にかけてのアララギの中心人物です。
あはれあはれここは肥前の長崎か唐寺の甍にふる寒き雨 (『あらたま』) は、代表歌の一つとして有名。
雨を詠んだ歌は多くはないが、さすがという歌が多い。

記録に残す雪・すべてを洗い流す雨

雪は記録を残す

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30年も前の面白い新聞記事が今も記憶に残っている。
その記事は、
「ある雪の夜、泥棒が民家に入った。
通報を受けた警察がやってくると、犯人の足あとが雪の上にくっきりと残っていることがわかった。
いつの間にか雪はやんでいたのです。
警察官がその足跡を辿っていくと、なんと犯人の家にたどりついてしまったというのです。
もちろん、泥棒は逮捕されました。泥棒が家を出た時は雪が降っていたものの、途中でやんでしまったのです。
しかし、緊張していたのか、単にうっかりしていたのか、雪がやんでいることに注意を傾けることがなかったのでしょう。
そのため、自分の家まで続く足跡をしっかりと残してしまったのです。