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睡眠物質の発見(安全な睡眠薬の開発)

人はなぜ眠るのか

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人や動物がなぜ眠るのかという疑問は、わかるようで、わからない難しい問題でした。
疑問への答えを求めて、長く、いろいろな研究がされました。

睡眠物質の探索

長い時間、起きていると身体の中に眠くなる物質が徐々に溜まり、ある量を超えると、ついに寝てしまうのではないかという考えから「睡眠物質」眠くなる原因物質の探索がテーマになりました。

この物質を探すための実験に最初に成功したのは、石森国臣という日本の学者です。1909年のことです。

最初の実験の内容は?「犬を眠らせないでおく」

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犬を長く眠らせないでおき(断眠)、その眠っていない犬から髄液を採取して、別の犬に注射してみたのです。すると。髄液を注射された眠くないはずの犬が、眠ってしまったということです。
眠らせなかった犬の髄液の中には睡眠物質が溜まっていたに違いない。この物質がが別の犬を眠らせてしまったのだというのです。
この実験をスタートとして、いろいろな研究が続けられ、今では数多くの睡眠物質が発見されました。現在、知られている数は20を越えています。
睡眠物質は脳だけでなく、身体のいたるところに存在することがわかってきました。
睡眠物質の代表的な存在であるメラントニンは、アメリカでは、睡眠補助剤として健康食品のように販売されています。(日本は許可されていません)
睡眠の最初にはノンレム睡眠が表れますので、睡眠物質の働きは主にノンレム睡眠を引き起こす作用をするものが主体です。
睡眠物質は人の体内に自然に溜まるものですから、安全で、自然の眠りを誘発するものであるという期待から、睡眠物質による入眠剤の開発がすすめられています。
自然の眠りではいくつもの睡眠物質が眠りを引き起こし、眠りを保持しているのです。発見されたいくつかの睡眠物質を化学的に合成して、睡眠導入剤として用いるのとは大きな違いがあります。
いろいろな工夫の中で自然な眠りを求めるべきで、安易に薬による睡眠に向かうべきではありません。

カテゴリ: なぜ眠くなる? , 眠くなる物質