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体内時計(概日リズム)を調整するいろいろな機構

朝の光なしで、体内時計がリセットできる人

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多くのひとの慨日リズムの周期はおよそ25時間ということです。その体内時計の25時間と、実際の1日の周期24時間の間のずれは、通常、毎日リセットされます。このリセットには、朝の太陽光が重要です。朝の強い光を浴びることで、体内時計がリセットされ、その一定時間後に夜の眠気が訪れるのです。
しかし何事にも、例外があるものです。
人によっては、太陽光を浴びることがなくても、体内時計をリセットできる人がいます。夜勤をしながら、朝帰宅してそのまま眠り、暗くなってから昼の生活が始まるような生活をしていても、その人なりの昼、夜のリズムを刻むことができるような人です。そのような人は太陽光なしにちゃんと24時間サイクルで生活できるのです。

このような人の場合には、太陽光以外のさまざまなものが調整因子として働いていると考えられます。

いろいろな体内時計の調整因子

朝、太陽の光を浴びなくても、何の支障もなく、時間どおりに生活できる人の場合、一般には、
会社への出勤のリズム、食事のリズム、運動、時計、テレビ、ラジオなど外的な情報、制約が太陽光に代わる調整因子として働いていると考えられます。
普通の人の場合も、複数の因子の影響を受けながら、体内時計は時刻調整していると考えるのが妥当だと思われます。

社会的同調因子

太陽光以外の人工的な同調因子を社会的因子と呼びます。

同調因子の存在

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昼夜交替の夜勤などで概日リズムが狂ってしまい、不眠や体調不良になる場合、いろいろな調整因子を使って、リズムを矯正することが考えられています。

光の強さが重要

もっともよいのは太陽光のような明るい光を浴びることです、蛍光灯であれ、その他の電灯であれ、強い光を浴びることで、リズムをリセットできることが知られています。

この場合の明かりは1万ルックス程度の明かるさが必要です。光を浴びる時間の長さよりも、明るさが大事です。
人工的な光によって、ある意味で身体をだまして、実際の昼夜とは反対のリズムをつくり出し、夜勤などの勤務にリズムを合わせたりすることができます。
この場合、昼の睡眠の時間に部屋を暗くして、夜のようにすることも重要です。

カテゴリ: なぜ眠くなる? , 眠りと目覚めのリズム