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体内時計の時刻合わせ:リセット

体内時計は毎日くるう

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体内時計は普通1日をおよそ25時間とする周期を持っています。
実際の1日24時間よりも長い、この1時間の狂いを私たちはほとんど意識していません。
このような周期の体内時計がある以上、私たちの生活時間は、本来なら、毎日、一時間ずつ後ろへずれていくはずです。
しかし、実際には、この「ずれ」はあまり感じられませんし、重大な問題にはなっていません。なぜ体内時計のズレは重大な問題にならないのでしょうか。

体内時計のズレは毎日リセットされる

それは体内時計の時刻のズレを毎日修正して正常な時刻に合わせるリセット機能が私たちの身体に組み込まれているからです。
「時計」と呼ぶことができる最大の理由が、リセットできる機構があることなのです。

体内時計のリセットとは?

リセットとは、体内時計の1時間のずれを翌日に加算して、持ちこさないで、毎日ずれを0に戻す機構です。
まさに、体内時計の時刻合わせが行われるのです。

体内時計は、いつ、どのようにしてリセットされるのでしょうか

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リセットは、朝の眩しい光によって行われます。朝の光が体内時計のリセットボタンです。
朝、目覚めてから2、3時間以内に、太陽の眩しい、明るい光を浴びると、起きてから約15時間後に、メラントニンなどの睡眠物質の分泌が促進され、自然に眠くなるのです。
朝の眩しい光を浴びることによって、毎日、朝の同じ時間に起きて夜の同じ時刻に眠くなって眠るという規則正しいリズムが確立されるのです。

体内時計のリセットは、睡眠のリズムだけでなく、さまざまな身体のリズムを安定させ、内分泌系、免疫系、精神、神経系の働きなど、身体全体を正常に機能させます。
朝の太陽光によって、健康な生活の基礎が築かれます。

体内時計のリセットができないとき

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しかし、朝起きてから、2、3時間以内に太陽の光を浴びないと、このリセットがうまくできず、睡眠のパターンが壊れてしまうことがあります。
ズレが加算されて、昼夜が逆転し、時差ボケと同じような状態になってしまう危険があります。
適正なリズムで、十分な睡眠をとることが、身体の健康、精神の健康を生み出します。

リセットが行われないと、リズムの狂いが身体の変調を引き起こす原因となります。
朝、起きることができないで、昼は眠い状態が続き、夜になると、目が覚めて眠れないということになり、社会生活にも支障が生じます。

朝の光を浴びることが健康な生活の基礎

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早朝の明るい日の光を浴びたときのすがすがしさは格別です。
気分的にも、目覚めた感じがします。 太陽の明るい光を浴びることの素晴らしさは、すがすがしさだけではありません。
私たちの身体に組み込まれている、「夜明けとともに起き、日没とともに眠る体内時計と呼ばれる不思議なリズムが朝の光で正しくリセットされるのです。

このリズムは、私たちが健康に生きていくために必要な身体の機構と結びついています。ホルモンのバランスや病気に勝つための免疫系の働きなどが正常に機能するためには、私たちの身体がこのリズムと調和していることが必要なのです。
地球の自転による朝昼、地球のリズムが私たちの身体に自然に組み込まれているいのちのリズムなのです。

カテゴリ: なぜ眠くなる? , 眠りと目覚めのリズム