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ノンレム睡眠の優先(睡眠の最初)と特徴(睡眠徐波)

睡眠の始まりは必ずノンレム睡眠

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病気の場合の例外はありますが、眠りついた初期の睡眠はかならずノンレム睡眠から始まります。レム睡眠から始まることはありません。必ずノンレム睡眠が現れることが知られています。
毎日の睡眠はまず、ノンレム睡眠から始まりますが、その最初の時に、脳の深い休息を示す睡眠徐波Slow waveが現れます。このことは睡眠でもっとも優先されるのが「脳の休息」ということがわかります。
最初のノンレム睡眠が一晩のうち、もっとも深い眠りなのです。

このことは、睡眠の時間が十分に取れない場合に、たとえ、わずかな時間でも、睡眠をとることが重要であることも示しています。わずかな時間でも、脳の休息になるのです。

睡眠初期に現れる徐波

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ノンレム睡眠では、振幅が高く、周波数が0.2Hz~2Hzというゆっくりとした脳波が現われます。この脳波をSlow wave(徐波)と呼びます。そして、Slow waveが現われる時期の睡眠を徐波睡眠期といいます。
このSlow waveは大脳皮質の活動が低下していることの証しです。
脳のクールダウン、脳の休息です。

ノンレム睡眠:一晩のうちに徐々に変化

一晩の睡眠中にノンレム睡眠は4回~5回現れますが、睡眠の初期のノンレム睡眠にSlow waveが多く現われるのが特徴です。明け方に近い時期のノンレム睡眠では、Slow waveはあまり見られません。脳の休息、クールダウンが徐々に進んで次の日の活動の準備が完了に近づいていることがわかります。

レム睡眠では徐派はなく、脳は休息せず、活発に働いている

ノンレム睡眠で、十分な脳の休息をとったのち、睡眠はノンレム睡眠からレム睡眠に切り替わります。レム睡眠期では、脳はもはや休息することはなく、活発に働き、記憶の整理・統合が行われます。そして、しばらくして、脳の休息・ノンレム睡眠に移っていくという繰り返しが行われます。

2つの睡眠は質も働きもまったく違う

2つの睡眠が睡眠の質も違いますが、身体の中での目的、役割がまったく違うことに驚きを感じます。簡単に「正反対」と表現してよいのかためらいますが、まるで同じように「睡眠」と呼んでよいものか戸惑うほどです。

昨日の夜も、私たちが寝ている間、頭の中では、脳の休息と記憶の整理が交互に行われ、今朝の活動に備えられていたのです。

カテゴリ: なぜ眠くなる? , レム睡眠とノンレム睡眠