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睡眠と覚醒のリズムの山と谷:昼の眠気・深夜の事故多発

睡眠には周期(リズム)がある

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夜の睡眠と昼の覚醒の時間があるように睡眠と覚醒には一定の周期があり、慨日リズムと言われます。睡眠中にもリズムがあって、一定の周期で睡眠のタイプが入れ替わります。
睡眠中のリズムでよく知られているのは、ノンレム睡眠とレム睡眠が交互にやってくる約90分の睡眠のリズムです。

人間の眠りは、本来の深い眠りが騒音や温度・湿度などの環境の変化で、不規則に浅くなる睡眠の乱れのようなものではなく、周期的な変化で構成されています。
同じ眠りがひと晩続くのではなく、ノンレム睡眠とレム睡眠という性質のことなる2つの型の睡眠を1セットとする約90分周期の眠りがひと晩に4回から5回繰り返されます。

このうち、一般に深い眠りといっているのは、ノンレム睡眠です。
レム睡眠のときの方が、一般的には、浅い眠りで、目覚めやすい時間帯といわれています。

目覚めている時も続く周期

ノンレム睡眠とレム睡眠の切り替わりのリズムは、眠っている夜の間だけでなく、昼の間も、リズムを刻んでいるといわれます。
この周期が覚醒して、より行動的な時間帯と、どちらかというと集中力を欠いたぼんやりしやすい時間帯を作っています。

超短期の睡眠覚醒のリズム

あまり知られていませんが、ノンレム睡眠とレム睡眠という周期性の睡眠のリズムの他に、もっと短い「超短期の睡眠覚醒のリズム」もあります。
この睡眠と覚醒の2つの異なる睡眠のリズムがあるため、周期が重なりあって、とくに眠い昼の時間帯や、夜間勤務中の眠気の激しくなる時間帯と 深くかかわっています。
また、スポーツ選手の場合、この2つのリズムの合成が活性の高いときにぶつかると、よい成績を収めることにつながります。

7分・13分の睡眠覚醒のリズム

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超短期睡眠覚醒のリズムは7分間の睡眠期と13分間の覚醒期で構成される約20分のリズムです。睡眠期が全体の3分の1というのは、睡眠時間がおよそ1日の3分の1なので、関連があるかどうかは別として、おもしろく感じます。

このリズムは睡眠中と覚醒中では、ノンレム睡眠・レム睡眠とは、現れ方は違いますが、やはり1日24時間中継続しているリズムだということです。
1日24時間で考えると、このリズムは20分×72回のサイクルで構成されることになります。

ノンレム睡眠とレム睡眠の90分のリズムも、実際は睡眠中だけでなく、昼の起きている間にも、同じ周期のリズムがあるとこが知られていますので、厳密にいうと、睡眠中のリズムではなく、24時間刻まれる長短2種類のリズムということになります。

二つのリズムの合成

よく午後の2時、明け方の4時ごろがもっとも眠い時刻とされ、居眠りしやすい時刻とされています。
この時刻が90分のリズムと20分のリズムを合成した両方のリズムが、ともに睡眠(活性が鈍る)期になるときだそうです。
夜勤や深夜ドライバーがもっとも事故を起こしやすい時間帯が、明け方の2時から4時だということで、このリズムと深い関係が考えられます。
また、昼食後の時間はもっとも眠い時間で、働く人にも、学生にも、眠気と戦うつらい時間帯になります。
昼食後、血液が胃に集中するから眠くなるなどと言われますが、睡眠の周期と考えるのが妥当なようです。
朝食後・夕食後には眠気に襲われるような話は聞きません。朝食は「目覚ましご飯」といわれるほどです。

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