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眠りの価値

ナポレオンは3時間しか眠らなかった

よく、ナポレオンは3時間しか寝なかったという話を聞きます。ことの真偽は知りませんが、このことばの根底にあるのは、「眠りの時間は無駄!」という考え方です。

断眠という本

「人は眠らないとどうなるか?」という副題がついている。そもそも睡眠は無駄という考えで、できるだけ睡眠を減らして(短時間睡眠ではなくまさに断眠ということ)、生活してみよう。そのときどうなるか自分で調べてみようという発想の本である。全部読む気にはならなかったので、その本の批評は避けておきます。

寝る時間が多いほうがいいわけではないが、適切な睡眠は起きている時間より大切

睡眠を軽視する上記のような思想は、現代人の思考の根底に深く刻まれているように思えます。このような思考が不眠や朝のつらさ、さらにはさまざまな現代病と見えないところでつながっているのではないでしょうか。
眠りに真の価値を見いだし、適切な位置づけを与えることが必要なことです。
現代病は、まさに現代に起こってきた病気ですが、環境の悪化(飲み水や空気の汚染)、化学物質の氾濫(食品添加物にとどまらず、あらゆるところで化学物質による汚染にさらされている)、食品の劣化・悪化(自然の食品でなく人工的な食品の氾濫、化学処理を施した食品)、そして睡眠の変化が現代病を引き起こしているのではないだろうか。

深い眠り

神である主は深い眠りをその人に下されたので、彼は眠った。そして、彼のあばら骨の一つを取り、そのところの肉をふさがれた。神である種は、人から取ったあばら骨をひとりの女に造り上げ、その女を人のところに連れてこられた。

「旧約聖書・創世記2章」 アダムとエバの物語の部分です。たいへん興味深い記事です。現代の麻酔手術を思わせるような記述と深い眠りから覚めたとき、すがすがしい気分と、そこに生涯の妻が現れる。新しい人生のスタートにふさわしい出来事です。

眠りの価値を見いだすことは、目覚めの価値の発見と表裏一体です。そこには充実した生活・充実した人生があります。目指す方向は、断眠で見いだされるのではなく、よい睡眠とよい目覚めのうちに見いだされるはずです。

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