寝だめ

寝だめはできる?

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ある日、一日をできるかぎり有効に使うために、その日は寝ないで、まるまる一日活動に充てたい。そのため、今日のうちに明日の分まで寝ておこうというようなことを考えます。理屈ではうまくいきそうに思えるかもしれませんが、そのような「寝だめ」は残念ながら、わたしたち人間にはできません。

睡眠の不足分をあとから、余分に寝て取り戻すこともできない

前日、徹夜をしたからと言って、翌日に、2日分の16時間近く眠るということもできません。覚醒と睡眠の関係は、起きていた時間が長ければ、それだけ長く眠るという単純な足し算、引き算の関係になっていないためです。
昨日、長く寝たから、今日は寝なくてもよいとならないのと同じことです。

睡眠は概日リズムに支配されている

それは、睡眠が一日の昼夜の概日リズムに支配されているためです。合計何時間眠ったか、何時間起きていたかという睡眠や覚醒の合計時間に支配されていないのです。睡眠と覚醒の長さが影響するのではなく、ある時刻になると目覚め、ある時刻になると眠くなるという約24時間のリズムが、睡眠をコントロールしているためです。
寝不足が続くと、その後比較的長時間眠ることがありますが、不足していただけの時間眠るわけではありません。若干、睡眠時間が長くなるだけです。

概日リズムよりも長いリズムの睡眠への影響

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クマのような動物が冬眠するのは、寝だめではなく、冬に活性が落ちるためです。この場合は、昼夜一日のリズムではなく、春夏秋冬の1年のリズムに身体が反応し、従っているためです。
渡り鳥は季節に移動したり、春になると木の芽が一斉に芽生えるのも、同じ一年のリズムによるものです。

カテゴリ: 仮眠室:眠りの話題