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朝食と目覚め

どうして昼食後ちょっとすると眠くなるのでしょうか:午後の眠気

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お昼を食べた後は、血液が消化にまわり、脳に流れる血流が少なくなって、眠くなるというような説明を聞くことがあります。
午後2時ごろには、多くの人が眠気を感じる時刻といわれています。
産業事故や交通事故はこの眠くなる危険な時間帯に多く発生しているということです。

本当に食事が眠気の原因でしょうか。

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朝9時までに食べる朝食は目覚ましご飯だそうです。
朝食を食べるように進めるコマーシャルが流れていることでもわかります。
昼の食事は眠気の原因で、朝の食事は身体を目覚めさせるというのは、ちょっと変とは思われないでしょうか。

眠気と食事の関係:朝食こそ目覚めに必要

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人間の体内にある時計(リズム)は複雑で、単に24時間の概日リズムだけではありません 。 周期の短いサイクルは心臓の鼓動に代表される心電図に現れる周波数、脳波の周波数、呼吸などがよく知られています。

午後は眠い周期:深い眠りと浅い眠りの周期

眠っている間にも、90分間を一つの周期として睡眠が変動していることが知られています。
90分の周期の中に、レム睡眠とノンレム睡眠が現れ、ひと晩に4回から5回、この周期を繰り返すという特徴があります。
眠りはじめに、60分~70分のノンレム睡眠があります。
この眠りが、ひと晩の中でもっとも深い眠りです。
10分~30分のレム睡眠が続きます。
ノンレム睡眠とレム睡眠の両方の睡眠の合計で約90分が睡眠の周期の1セットです。
このセットが一晩に4回(睡眠時間約6時間)~5回(睡眠時間7時間30分)繰り返されることになります。

午後は事故やミスに気をつけて:午後の眠気は活性の低下の現れ

なぜこのような周期があるのか、この周期を作り出しているものが何かは、まだ分かっていません。
さらに、この90分周期は、寝ている時だけでなく、起きている時にも活動性の変動の周期として、同じようなリズムがあります。
午後の2時ごろや夜中の2時ごろ、明け方の4時ごろ眠くなるのも、このリズムと深い関係があるといわれています。
昼間のリズムは、90分周期の中に活動的な時期と活動が鈍くなる(眠くなる)時期があり、体内時計の周期によるものと言われています。
午後2時ごろに眠くなるのは、昼御飯を食べて気持ち良くなったために眠くなったということりも、
もともと体内時計のリズムが、活動低下の時刻になっているためのようです。

昼食が眠くなる原因ではない

朝食が目覚ましというコマーシャルでもわかりま. 食事は必ずしも眠くなるものではありません。
夕飯のあとにも、それほど眠くなることはありません。
もし、食事が眠気を誘うなら、
不眠傾向の方に、寝る前に食事をとる習慣を進めてもよさそうですが、
睡眠前の食事はかえって睡眠を妨げることが知られています。

朝食で昼の活動期に切り替わる

朝食のあとでは目が覚めるのに、昼食のあとだけ眠くなるのを、
食事のせいにするのも、おかしな話です。
朝食をとると、身体は夜の睡眠期から昼の活性期(活動期)へ明確に切り替わります。
目覚めがすっきりしないで、体調がよくないと感じている方は、
朝食をとるように心がけてはいかがでしょうか。

カテゴリ: 身体を目覚めさせる