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食べにくさの原因:食べにくい食べ物

食べにくさを改善できるポイント

年をとると身体の機能が低下して、飲み込み(嚥下)のトラブルが多くなります。
しかし、年だからということで、改善する余地がまったくないとあきらめる必要はありません。

食べるという動作を理解しよう

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食べるという動作について考えると大きく2つに分けることができます。

1.口の中

口の中に食べ物を入れると、最初に、食べ物は舌の先に載ります。舌の先で奥歯の方に送り、奥歯でかみ砕きます。
噛み砕けれた食べ物は散らばった状態になりますが、舌で集めて、どろどろの塊にし、飲み込みやすい形に整えてから、飲み込みます。
これは、自然に無意識にしている行動のようですが、実際には意識的な行動です。なぜなら、いつでも、どのタイミングでもやめることができます。

2.のどの通過

一方、飲み込まれた食物は食道を通って胃に達しますが、これは、途中で止めることができない不随意の動作です。
飲み込むというスタートを切ったら、それ以降は自動的に進行します。
大きすぎるものや餅のような塊を飲み込んで、窒息する事故が起きるのは、止めたり、戻したりできないためです。

食べにくさを改善できる部分(口の中)

飲み込みを開始したら、食べ物が胃に届くまでは自動進行します。
止めることができないのと同様その動作中には改善する手段がありません。
改善できるのは、食べ物が口の中にあるうちに、のどをスムースに通過しやすいように食べ物の状態を調整することです。
前半の口の中にある時だけが、改善のチャンスです。

トレーニングと改善できる部分

口の中の食べ物がのどをスムースに通過しやすいようによく噛むこと
飲み込みやすいように口の中でまとめること
口の中で飲み込みやすいように整えることが大切です。
飲み込みやすい量を口に入れる。十分に噛み砕いて大きさを整える。口の中でまとめる。
たくさんの量を一度に口の中に入れて、よく噛むことをせず、あわてて飲み込むことは、トラブルの原因となります。
よく、もちを詰まらせる事故がありますが、飲み込んだ後では、何もできません。

どのようにすれば改善できるか

食べ物を飲み込むときの口の中の動作は、つぎのようになります。
1.食べ物を小さく噛み砕く
2.小さく散らばった食べ物を、舌で集めて、塊にする
3.飲み込む

飲み込みにやすい食べ物の特徴

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それに対して、食べやすい食べ物は次のような特徴のものです。
・形のあるやわらかいもの
・まとまりのあるもの
・とろみあんがかかっているもの

飲み込みにくい食べ物の特徴

一般に食べにくい食べ物の特徴は、小さく噛み砕きにくいもの、まとまりにくいものです。
まとめると、次のようなものです。
・固いもの
・ぼそぼそしたもの
・口の中でばらけるもの
・水分が少ないもの
・弾力があるもの
・繊維のつよいもの
・水分と固形分が分離するもの

食べやすくする調理法

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・煮魚はつゆにとろみをつける。
・肉は薄切りよりもつなぎを多くしたハンバーグ。焼くだけでなく、煮込みハンバーグにして、とろみのあるソースをかける。
・とき卵を調理したものは食べやすい。豆腐も。ゆで卵は食べにくい。
・納豆、おくらなどのねばねばはいろいろなものに混ぜるとまとまりやすくなり、食べやすくなる。
・根菜類はやわらかく煮ると食べやすくなる。
・カレーライス、シチューは食べやすい。

カテゴリ: 食事のトラブル