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せん妄と睡眠・覚醒リズム障害

睡眠・覚醒リズム障害が原因のせん妄

昼間くらい部屋で、うとうとしていると、
夜、寝つきが悪くなって、半覚醒の状態になり、せん妄を引き起こすケースがある。
この場合は、昼の生活が、夜のせん妄の原因となっている。
ニクソン大統領の時代に右腕として活躍し、ウオーター事件の責任を負って約2年間服役したコルソン氏の手記によると、
刑務所で生活しているときに「だめになる人」がたくさんいる。
その理由の一つが、彼の経験によると、昼間眠る生活だと指摘しています。
昼夜のはっきり区別した生活をしないと、「昼はだらだら」、「夜は眠れない」ことになり、だめになってしまうという。
彼は、服役中、規則正しく生活することを心がけ、決して昼ベッドで寝ることをしなかったといいます。

規則正しい日常:昼おきて、夜寝るを確立

コルソンの指摘はは高齢者でも同じことだと考えられます。
やることがないからということで、昼寝ていると、夜も寝ることはできなくなり、
夜目が冴えて起きだしたり、昼夜の区別がつかなくなったり、
結果的に「せん妄」を引き起こす原因となるといえます。
夜のせん妄は「昼の生活」の改善が必要で、
「せん妄」という結果だけをみていたのでは、なかなか改善できません。
夜は昼に負っており、昼は夜に負っているのです。

カテゴリ: 認知症について