Home > 認知症について

「認知症について」の一覧

認知症と間違えられる認知障害

高齢者のせん妄

幻覚(幻視・幻聴)によって、不可解な行動(態度)をする。
一般には、意識レベルの低下が原因のことが多い。
せん妄は睡眠と覚醒がはっきり切り替わらない状態にあるのです。
ちょうど徹夜明けのボーっとした状態のような感じと考えられます。

長期記憶の分類:陳述的記憶と非陳述的記憶

陳述的記憶

長期記憶は陳述的記憶と非陳述的記憶に分けられます。
陳述的記憶というのは「陳述」すなわちことばで示される記憶という意味で、さらにエピソード記憶と意味記憶に細分されます。

エピソード記憶

いつ、どこで、何をしたというような生活上のできごとに関する記憶です。個人的な記憶です。認知症では、このエピソード記憶の障害が早くから現れるといわれます。

認知症の中心的症状

認知症は一つの病気の病名ではない

認知症というのは、記憶障害、見当識障害、思考障害などいくつかの症状の集まりに対する命名です。
つまり、このような症状を引き起こす原因となる病気はいろいろあるということです。

せん妄と睡眠・覚醒リズム障害

睡眠・覚醒リズム障害が原因のせん妄

昼間くらい部屋で、うとうとしていると、
夜、寝つきが悪くなって、半覚醒の状態になり、せん妄を引き起こすケースがある。
この場合は、昼の生活が、夜のせん妄の原因となっている。
ニクソン大統領の時代に右腕として活躍し、ウオーター事件の責任を負って約2年間服役したコルソン氏の手記によると、
刑務所で生活しているときに「だめになる人」がたくさんいる。
その理由の一つが、彼の経験によると、昼間眠る生活だと指摘しています。
昼夜のはっきり区別した生活をしないと、「昼はだらだら」、「夜は眠れない」ことになり、だめになってしまうという。
彼は、服役中、規則正しく生活することを心がけ、決して昼ベッドで寝ることをしなかったといいます。

認知症は脳の障害

「もの忘れ」がひどくても認知症ではない

216.jpg

認知症というのは、高齢になって、物忘れがひどくなった状態とは根本的に違います。
老化は自然な変化ですが、認知症は病気の症状です。
かつては「痴呆」と呼ばれていたが、厚生労働省が、2004年12月に「認知症」と変更しました。
「痴呆」という名前の差別的な印象などが変更の大きな理由です。
家族が「認知症」と診断されたとき、この障害が「認知」だけの問題ではないことも知っていなければいけません。