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物忘れ・注意の分割ができない

注意の分割

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高齢になると注意の分割ができにくくなります。
注意の分割とは、専門用語でわかりにくいですが、ひとつのことをしながら、同時にほかの事をやる能力のことです。
ひとつのことに集中して、そのことをやることには、何の問題ないのですが、
私たちの生活は時としていくつものことが同時に起こります。
そのときは、二つのことを同時に、時には同時に三つや四つのことに注意を振り分けて判断したり、行動することが必要になります。

日頃注意を振り分けて生活している

運転するときに、運転の操作をしながら、目標物を探すことがあります。
探しながら隣の人と会話をすることもあります。
目標を探すことに集中するあまり、運転がおろそかになっては困ります。
年をとると、この注意の振り分けが思うようにできなくなり、事故の原因にもなります。
運転中の携帯電話が禁止されるのも、この注意の分割の問題です。

もの忘れではなく、最初から注意が向いていない

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料理中に電話がかかってきて、材料を持ったまま、電話機のところに飛んでいって、
材料を電話のそばに置いて話し込み、
電話が終わって、さて料理を再開したのだけれど、買ってきたはずの材料が足りない。
どこかに落としてしまったのか、ちゃんとレジ袋に入れ忘れたのか、どうしても見つからない。

しかたがないので、その材料なしで作ることに。
料理が完成した後で、別の電話に出たときに、置き忘れたものを見つけても、もう遅いということになります。
若いときは電話で話しながら、もう一方で、材料をそこに置いたことに注意が働くのですが、
年をとると、ひとつのことにしか注意が働かなくなってしまう傾向になります。
一つのことに集中したり、気を取られると、他のことに注意を向けられなくなる。
物忘れ、置き忘れというよりも、正確には、注意が向いていないため、
電話に出るというメインの動作に注意が向いてしまうと、もうひとつのことには頭が働いていない。
物忘れではなく、実は、初めから記憶していないのです。誰にでもあることですが、高齢になるほどその傾向が強くなります。
あれがない、これが見つからないと、一日中いつも何か探しているようになってしまいます。

カテゴリ: もの忘れ