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免疫と抗体:抗体の働き

免疫と抗体<.h3>

私たちの身体に、外から何らかの異物が入り込んできたとき、それを異物として認識して、撃退する身体の防御システムがあります。
「免疫」と呼んでいる機能です。
この免疫システムを支えている主役の一人が抗体と呼ばれる一種のたんぱく質です。

生命体排除機能

免疫システムの非常に重要な特徴が、生命体排除機能です。
私たちの身体は、無機質的な物質が侵入してきても、ふつう無反応です。無機質の異物に対して、抗体を作って防御するような特別な反応はしません。
ところが、身体に侵入してきた異物が、生命体である場合は事情が違ってきます。
体内で抗体が産生され、その異物を徹底的に攻撃して、排除してしまいます。
生命体とは細菌、ウイルス、カビ、寄生虫などです。もし、生命体の異物を放置しておくと、生命体は私たちの身体に住み着き、増殖し、繁殖し、ついには身体全体が細菌、ウイルス、カビ、寄生虫などによって占拠されてしまいます。
私たちが生きているということは、たび重なる生命体の侵入を免疫システムが排除、撃退してきたからなのです。
ときどき、危険にさらられることがあります。侵入してきた異物との戦いが起きていることは、身体がだるくなって、発熱したり、病気になりますが、これは侵入してきた異物が強敵であったということです。<.p>

抗体は3日遅れで作られる

体内の防御システムは、生命体を見つけると、即座に反応し、抗体が作り出されます。この抗体が作られる原因となる異物を抗原と呼びます。
抗原が認識されてから、およそ、3日たつと、B細胞と呼ばれる白血球によって抗体が作り出され、血液中に現れます。
そして、自分が作りだされる原因となった抗原を探して、体中をくまなくパトロールします。
もし抗体が抗原を見つけると、抗原としっかり捕えて、放しません。
抗体が抗原を捕えると、体内の防御システムを動員して、抗原を抗体もろとも殺害、破壊し、体外に排出します。
抗体には次のような特徴があります。

  • 多様性
  • 特異性
  • 自己寛容性
  • 免疫的記憶
  • それぞれが大きなテーマですので、個別に取り上げることにいたします。

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