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WHOによる天然痘の根絶宣言

種痘が世界に浸透

WHOの総会で「世界天然痘根絶計画」が可決されたのは1959年です。
その結果、世界各国で、種痘が行われるようになり、天然痘は、またたく間に、減少し、ついに、1977年ソマリアでの発生を最後に、天然痘は発生していません。
1980年、WHOは天然痘根絶宣言をするに至りました。これは人類が病を完全に制圧した最初の例です。自然界に天然痘のウイルスそのものが、もはや存在しないものとされているのです。

厳重に保管されている天然痘ウイルス

「自然界には天然痘ウイルスは存在しない」というのは、自然界以外のところには存在しているという意味です。
保管しているのは、公式には、アメリカ疾病予防管理センターとロシア国立ウイルス学・バイオテクノロジ研鑽センターの2か所とされています。
ここでも、「公式には」としているのは、ソ連崩壊の際にテロリストの手に渡った説があり、他にも非公式に研究用に保管している国があるといううわさがあります。

カテゴリ: 免疫発見とその歴史