Home > アレルギー > 世界の3大花粉症植物:スギ・ブタクサ・イネ科植物

世界の3大花粉症植物:スギ・ブタクサ・イネ科植物

日本人と杉の木

考古学の発見により、日本は縄文時代、弥生時代から全国に杉の天然林が広く分布していたことが知られています。
日本の家屋の多くは杉を中心に立てられ、杉は様々な生活用品にも利用されています。
汚い話ですが、江戸時代に江戸は多くの住民が生活していましたが、その排泄物は杉で作った桶で、郊外の農村地帯に運ばれていました。
江戸が世界でもまれにみる衛生的な都市だったのも、この杉の木のおかげなのです。
他国のような土器の壺では、とてもまねはできなかったと思われます。
私たちの生活に密接に結びついた植物の代表が杉といっても過言ではありません。杉は日本人の生活を支えてきた重要な樹木なのです。

戦後の植林

焼け野原となった日本が戦後の復興のためにもっとも重要な杉の大造林・大植林を実施したのは、よく理解できる政策です。杉がなければ家は建たない、生活に必要な道具も作れないのですから。
この大造林によって、全国には450万ヘクタールもの杉の人工林ができあがったのです。
ところが、現実には安い外国産の木材が大量に輸入されるようになり、国内の林業は大きな打撃を受けました。全国の杉はある意味で、放置された状態に置かれてしまったのです。
この状況を予測できた人はいないのですから、やむを得ないことでしょう。

杉は長寿・大木

屋久杉は樹齢3000年?
樹齢が1000年をこさなければ屋久杉とは呼ばないそうです。恐るべき長寿の樹木です。
高さ10mほどの1本の普通の杉の木から出る花粉をすべて採取するとおよそ2kgにもなるそうです。
戦後の植林によって植林された杉の木は、50年、60年たって今が最盛期です。大量の花粉をまき散らします樹齢にあるのです。しかも450万ヘクタールですから、いったい何本になるのでしょうか。1平方メートル1本として平均1本の杉の木から2kgの花粉として計算すると、900万kg、約1万トンの花粉が全国に飛散するということになります。

日本人の1割が花粉症

世界的にみると、花粉症発祥の地のイギリスをはじめ、欧州ではイネ科の植物由来の花粉による花粉症が多く、ついで、米国のブタクサによる花粉症が有名です。
そして日本では圧倒的にスギによる花粉症が多いのです。
なんと人口の10%以上が花粉症に悩まされているといい、花粉症のうちの80%がスギ花粉症だということです。

カテゴリ: アレルギー