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花粉症の診察はどんな内容ですか

問診

どんな場合も、病院にいくと、必ず、症状を聞かれます。
「わたしは病気です。」と伝えなければ、健康保険が使えないのですから。
このとき、事前に準備しておいたメモが役に立ちます。
よく整理して、順序良く説明できれば、お医者さんも、症状についてよく理解できます。


診察

耳鼻科的

耳鼻科のお医者さんは、額帯鏡という円盤の鏡を頭に着けています。
耳の穴の奥のほうや鼻の穴の奥のほう、のどの奥のほうを観るために光で照らすものです。
目で症状を確認するためです。
花粉症になると、鼻は粘膜があれて、腫れ、鼻汁や鼻水がいっぱいになっていることもあります。
のどは、食べ物が通る喉頭ではなく、空気の通る咽頭のほうを中心に観ます。
器具をのどの奥に入れるので、げーッとなるあの検査です。
鼻づまりため口で呼吸することが多くなると、咽頭もあれていることがあります。


耳介、外耳道、顔や頭の皮膚のただれや乾燥したかさかさの様子は、アトピー性皮膚炎の合併の可能性を観ます。

「鼻水が出て、目がかゆいだけなのに」と思っても、お医者さんはいろいろなところを総合的に観るものです。
なんとなく、適当にいろいろなところを観ているわけではありません。


眼科的

花粉症では、ほぼ100%アレルギー性の結膜炎を合併しています。
鼻が出るのと、目がかゆいのが花粉症の大きな特徴ですから、多くの人は目のかゆみも訴えます。
瞼・まぶたをひっくり返して眼瞼結膜炎を調べ、目玉を左右に動かして、白目の結膜を調べます。


鼻汁の検査<.h3>

鼻汁を採って検査すると、アレルギーが原因で鼻汁が出ているのか、他の感染症が原因かはっきりわかります。
検査前に恥ずかしいし、お医者さんに失礼だからということで、きれいに鼻をかんでしまうこと、検査できません。

  • アレルギー:好酸球という細胞が増えています
  • 細菌感染:好中球という細胞が増えています。


皮膚テスト

鼻汁でアレルギーが原因とわかっても終わりではありません。
何に対するアレルギーなのか、まだわかっていません。
アレルギーの原因を確認するためには、一般にプリックテストが使われています。
プリックテストは、腕の内側にいくつも針のように尖ったもので小さな傷をつけ、そこにいくつものアレルギーの原因となる抗原のエキスをつけます。
アレルギーを引き起こす可能性がある抗原の種類は非常に多いため、すべての抗原を一度に試すことは不可能ですので、ふつうは代表的なもの(スギ・ヒノキ、ハンノキ・ブタクサ、カヤガモ、ネコ(フケ)、イヌ(フケ)、コナヒョウヒダニなどの抗原エキスが使われます。
このとき、問診で説明した症状の出た時期やいつどこで症状が出たかなどの情報が重要になります。
20~30分で、テストした抗原がアレルギーを引き起こしている場合、そこが蚊に刺されたときのように赤く腫れ、かゆくなります。

かなり精度の高い検査ですが、抗原が古かったり、傷が少なかったりで、正しい結果が出ない場合もまれにあります。
アレルギーの薬を飲んでいる場合もテストに影響します。
検査前の一週間程度はつらくても花粉症の薬をやめておくほうがよいのはそのためです。


血液検査

アレルギー検査の最後は血液検査です。
血液検査の場合、アレルギーの薬は検査結果に影響しません。
採血は痛いということと、結果が出るまでに一週間程度時間がかかるという欠点はありますが、検査の精度、検査できるアレルギーの種類の多さの点でも一番確実な検査です。
アレルギーの原因となる抗原の種類がわかった場合も、レベルを数値で表してくれるので、大変わかりやすいです。
(プリックテストで「皮膚が赤くなった」のを観るのは感覚的な方法なので、見方で判断に差が出ます。)
また、血液検査は特殊な抗原が疑われる場合も、検査項目に含めることができますので、最終的な判断に使うことができます。

血液検査は一般にはRAST法で、アレルギーを起こしている抗原に対する抗体のIgEの量を測定します。


X線検査をする場合

まれに、花粉症で病院に行ったのに、X線写真を撮られて、びっくりするというケースがあります。
これは、アレルギー性鼻炎の中に感染による副鼻腔炎を合併していることがあるためです。
感染性の副鼻腔炎は治療が必要ですので、その疑いがあれば、X線撮影をすることになります。

カテゴリ: アレルギー