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「アレルギーとは」の一覧

アレルギーとアナフィラキシー

軽いアレルギーと重篤なアレルギー

花粉症などのアレルギー症状は、普通、鼻腔の塞がりや鼻水、目のかゆみ、くしゃみ、微熱などの症状になりますが、いのちにかかわるほど重症になることはありません。
しかし、イソギンチャクの毒で死んだイヌや卵白で死んだモルモットのように、重篤な症状アナフィラキシーを示すアレルギーもあります。
アナフィラキシー症状を起こすアレルゲンとして有名なものには、ペニシリン、すずめバチの毒などがあります。
アナフィラキシーの場合には、IgEやマスト細胞が深くかかわっています。
そして、アナフィラキシーの大きな特徴の一つは、激しい免疫反応が急激に現れることです。
もっとも危険は症状は血圧の急激な低下、意識喪失、呼吸困難です。数分以内に適切な処置を施さなければ、死ぬ危険があります。
嘔吐や下痢、皮膚のかゆみ、いたみは我慢できますが、呼吸困難や血圧低下はいのちにかかわり、緊急の処置が必要です。

IgE抗体:アレルギーの仕組みと症状

IgE抗体とアレルギー反応の仕組み

IgE抗体自体は誰にでもある無害な抗体です。
そして、ある特定の抗原と特異的に結合する末端の特徴的な構造をもっています。
アレルゲンに曝されると、IgE抗体の産生が始まり、抗体の量が一定レベルを超えると、マスト細胞、好塩球と結合します。
マスト細胞や好塩球はヒスタミンなどの生理活性をもつさまざまな化学伝達物質を蓄えた顆粒で満たされています。
IgE抗体はマスト細胞や好塩球と結びつくことで、血液とともに全身をめぐり、産生の原因となった抗原を捜し求めることになります。
IgE抗体が見つけ出した抗原と結合すると、それが引き金となって、マスト細胞や好塩球はヒスタミンなどの化学伝達物質を細胞外に放出します。

ピーナッツアレルギー?:キスで死亡の衝撃

食物アレルギー患者に衝撃のニュース

2005年11月、食物アレルギー患者に衝撃的なニュースが飛び込んできた。
ピーナッツバターのサンドイッチを食べたボーイフレンドとキスをした15才の女の子が、ピーナッツによる食物アレルギーのショックで死亡したというのです。
しかも、ピーナッツを食べたのではなく、食べた人とキスをしただけで、ショック症状を起こし、死亡するというのは、患者や患者を持つ家族には大変ショックな出来事です。

アレルギー患者の増加の不思議

アレルギー患者の急増

アメリカでは、食物アレルギーを持つ人の300万人もいるといわれています。
これは、18年前の数字と比較すると、なんと18%増という驚くべき増加率です。
日本でも同様の傾向があります。
アレルギー体質ともいうべき、IgE抗体が陽性の人の数が、関東地方の20代の青年を対象に調査した結果70%を上回る率だったということです。
40年前の調査と比較すると、約300%増になるとのことです。

食物アレルギーと思い込み

ほんとうの食物アレルギーと思い込みの食物アレルギー

食物アレルギーの症状は、ほとんどの場合、吐き気と嘔吐、腹痛と下痢です。
掻痒、蕁麻疹、ぜん息になることもあります。
しかし、食物アレルギーは心理的な思い込みもかなり多いと考えられています。
思い込みの食物アレルギーは自己診断によるものがほとんどです。
自分は食物アレルギーがある、と主張している人たちを、実際に検査してみると、そのうちの3分の2は、陰性だということです。

アレルギーとアレルギーでないもの

アレルギーとアレルギーではないものは何が違うのでしょうか

花粉症で、「くしゃみ」、「鼻水」が出るのは、花粉症アレルギーです。
けれども、寒いところにいて、鼻水が出、くしゃみがでても、アレルギーではありません。
胡椒・こしょうを吸いこんで、くしゃみが出るのはアレルギーでしょうか?
いいえ、これはアレルギーではありません。
なかなか区別が難しいものです。
「花粉症のくしゃみ」と「胡椒のくしゃみ」は何が違うのでしょうか?