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「免疫不全」の一覧

AIDSと日和見感染

日和見感染

日和見感染とは、すでに、私たちの体内に存在する細菌によって起こる感染です。
過去に感染した菌が完全に除去されないで、細胞内などに身を潜めているような菌で起こります。
本来、免疫系は異物を徹底的に探し出して排除するものですが、
実際の身体の中では、このような探索から上手に身を隠している細菌も少なくありません。
病原菌を完全には殺しきれない状態なのです。
それらの菌は単にじっとしているというよりも、繰り返し増殖するのですがが、
増えた分はすぐに免疫系に排除されてしまうため、わずかな量が存在し続けるというのがおそらく正しいのだと思われます。
そのため、ひとたび免疫系が機能を失うと、
身を潜めていた菌の増殖分を排除できないため、大きな問題となってしまいます。
本来は発病しない病気が現れてくるのです。
これが日和見感染です。

AIDS:感染から発症まで

感染の危険度

HIVは非常に弱いウイルスで、普通の生活をしているかぎり、HIVに感染することはありません。
もし感染者と一緒に暮らしていたとしてもまず感染することはありません。
AIDSウイルスはインフルエンザのような強力な感染力をもつウイルスではないのです。
ウイルスが変異を繰り返すうちに、インフルエンザのような感染力を持った場合には大変なことが起こります。
おそらく世界中がパニックになり、人類は滅亡的な死者を出すことになるでしょう。
AIDSに関して、もっとも恐れているのは感染力の変化が起こることでしょう。
さいわい、いまのところ大丈夫です。
感染には、感染に必要なだけのウイルスの濃度をもっていることが必要で、血液・精液・膣分泌液・母乳があげられます。
この3つが感染源と言われます。
それに対して、感染を受けやすい身体の部位としては、粘膜(腸粘膜、膣粘膜など)と血管まで達するような傷です。
傷のない皮膚からはHIVが侵入して感染することはありません。
AIDS患者を刺した蚊に刺されてもAIDSに感染しないのは、血管に達するような傷ではないためです。

AIDSはひとつの病気に対する病名ではない

AIDSは特定の病気ではない

AIDSは、ウイルス感染が引き金となり、免疫系が機能を失う病気です。
その結果、免疫系の崩壊により、さまざまな日和見病原菌に感染することである。
AIDSは「いろいろな病気になる」病気ということができます。
AIDSが「ヒト免疫不全症候群」と呼ばれるゆえんです。
そのため、AIDSの症状は複雑で無秩序というのが特徴です。

AIDS患者数と感染拡大地域

AIDS患者数は6500万人

AIDSは世界で6500万人の患者がいるといわれ、その中でも特にアフリカのサハラ砂漠以南の地域で患者数が圧倒的に多い。全体の60%の患者がこの地域にいるということです。

AIDSの発見・特殊なウイルスHIV

AIDSは後天性の免疫不全症

後天性の免疫不全で、今や誰でも知っており、身近な問題となているのは、AIDSです。
AIDSは後天性免疫不全症候群と呼ばれ、AIDSウイルスによって起こります。
遺伝子の欠陥によって発症する重症複合型麺栄不全症(SCID)と同じように、病原菌に対する抵抗力を失ってしまうのがこの病気の大きな特徴です。

後天性の免疫不全症

先天性(原発性)の免疫不全症

先天性の免疫不全症は、何らかの遺伝子の異常によって発生します。
そして生まれつきの免疫の重大な欠陥による症例は、生命にとって免疫の働きがどれほど重要なものであるかを私たちに教えてくれました。
私たちは様々な病原菌にさらされて生きており、
体内に侵入してきた病原菌を撃退し、排除する免疫系が正常に機能しなければ、
たちどころに生命の危機に瀕することになります。