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「古代の記録」の一覧

伝染病発生の歴史:天然痘の場合

新しい病気の発生

知られていない病気が人類に突然発生することがあります。
AIDSは古くからあった病気ではありません。
1981年にUCLAの医師ミカエル・ゴトリーブによって報告されたのが最初です。
しかし、AIDSはまたたく間に、人類を恐怖に落とし入れるほどの勢いで感染者を増やしています。
長いこと人類を苦しめてきた代表的な病気の一つである天然痘が、
いつ人類に入ったのかは不明ですが、
エジプトのミイラ・ラメセス5世の顔や体には、天然痘の、
それも強毒性の天然痘とされる痕跡があります。
また、マルクス・アウレリウスの死因は天然痘であったといわれています。

免疫が勝敗を分けたペロポネス戦争:免疫についての歴史的記録

ペロポネス戦争と免疫の記述

古代アテナイの歴史家トゥキディデスはペロポネス戦争を実証的な立場から「戦史」として記録しました。
BC.409年カルタゴ軍がシラクサへ侵攻したときのことです。この戦争では、両軍に疫病が発生し、多くの兵士がこの疫病で亡くなりました。
そのため、カルタゴ軍は攻撃を断念して、撤退せざるを得ない状況に陥りました。

8年後、カルタゴは新しい兵士を集め軍を再編し、再び、シラクサへ侵攻を開始しました。
そして、恐ろしいことに、再び、両軍におそらく前回と同じ疫病が発生したので。