Home > 環境破壊

「環境破壊」の一覧

DDTによる人体の汚染

DDT・dichloro-diphenyl-trichloroethane

1874年ドイツの化学者によってはじめて合成されました。
もともとは化学戦のために研究されたといわれています。
その後、1934年にDDtに殺虫効果が発見されたのです。
昆虫媒介による病気を防ぐ目的で、また作物の害虫退治の目的で、もてはやされ、DDTは大量に使われました。
戦後の日本でもシラミ退治の目的で使われ、駐留軍によって、学童の頭からDDTが吹き付けられる様子の映像がときどきテレビでも流れます。
このような使われ方をしたため、DDTは人体に無害であるという印象を多くの人に与えました。
そして殺虫効果の発見者スイス人のパウル・ミュラーはその功績によりノーベル賞を受賞したのです。

有機殺虫剤と万物の死

レイチェルカーソンの指摘:殺虫剤は死の霊薬

化学薬品の殺虫剤が使われ始めたのは、1940年代になってからです。
なぜこの時期かというと、第二次世界大戦で化学兵器の研究が盛んに行い、殺傷力がある薬品の研究が進んだためです。
驚くことに、殺虫剤の多くは、人間を対象にした殺戮兵器の研究に、昆虫が最初の実験台となったためです。
人間を殺そうとして研究されたものですから、昆虫も当然のこと死ぬということです。
戦争は終わりましたが、戦争の落し子、化学薬品工業は発展したのです。

農薬・殺虫剤の深刻な被害を最初に告発した人:レイチェルカーソン

沈黙の春:カーソンの告発

海洋生物学者のレイチェル・カーソンは1962年「沈黙の春」を出版しました。
その内容は有機化学製品の除草剤、殺虫剤を大量に散布した結果、環境を破壊し、多くの動植物を痛めつけ死に至らしめ、その上、雑草や害虫は減少したり、絶滅するどころか、かえってそれまでよりも大量に発生し、雑草や害虫による被害を拡大させ、問題を大きくしてしまった、というものです。