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がんの発生と成長そして化学療法について

がん細胞の成長は遅い

多くの人はがん細胞の成長はとても速いと感じていますが、がん細胞の成長速度はほかの正常な細胞と比べて極端に遅いのです。
がん化した一つの細胞が成長して分裂・増殖し、直径1cmの大きさになるには30回の細胞分裂が必要ということです。
この30回の細胞分裂に要する時間はだいたい10年から15年かかります。
この成長速度と胎児が1個の受精卵に始まって10か月で3kgから4kgに成長し、誕生を迎えることを比較してみると、成長速度の違いは明らかです。

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化学療法はがん細胞の成長の遅さを利用

手術でがんを取り去ってしまうことは現在の治療法の中では、一番確実な方法ですが、
手術や放射線療法で完治できない場合、あるいは補助的な治療として化学療法が使われることがあります。
ところがこの化学療法に使われる抗がん剤はがん細胞を痛めつけるだけでなく、ヒトの身体全体もほぼ同様に痛めつけるものなのです。
がん細胞だけを選択的に攻撃するような特殊な機能をもった抗がん剤は、
なかなか開発できません。
がん細胞も、正常で健康な細胞も痛めつけるが、幸いなことに細胞の毒性から回復する速度は。正常な細胞ががん細胞より早いのです。
がん細胞が回復してくるまでの時間差が化学療法では重要視します。
がん細胞の遅い回復の間に免疫系ががんを破壊してしまうことを期待しているのです。


化学療法のリスク

化学療法にはリスクがあることがわかるはずです。
正常な細胞も痛めつけてしまうのです。
化学療法を受けている多くの人を見ているとわかりますが、抗がん剤で体力を奪われてしまうのです。
もちろん免疫力も奪われてしまいます。
がんに打ち勝っていくために必要な体力、免疫力を失ってしまうのです。
まさに化学療法は、両刃の剣なのです。

化学療法批判

1960年代にレイチェル・カーソンは当時大量に散布されていた殺虫剤の危険性を指摘したときと、そっくりな現象が化学療法では、体内で起こるのです。
彼女が見出したのは、殺虫剤によって正常な自然界の仕組みが壊されているということでした。殺虫剤は狙った害虫だけでなく、そこに生息するすべての微生物、昆虫、鳥、魚、家畜、野生動物を殺害し、死の世界を作り出します。
しかも駆除を狙った昆虫の何匹か殺虫剤に耐性のあるものが生き残り、耐性のある昆虫が大量発生するということでした。
抗がん剤でも同じことが起きています。
がん細胞は均一の性質の細胞ではありません。分裂を繰り返す中で変異を交えて成長し、一種の社会を構成しているのです。
そのため、抗がん剤の投与は一部のがん細胞を死滅させますが、その抗がん剤に耐性をもったがん細胞が回復して成長すると、もはやその抗がん剤は効き目がなくなるのです。
そこでもっと強い抗がん剤が使われます。
強い抗がん剤は当然のこと正常な細胞へのダメージも強いのです。
結果的に人間の方が激しく消耗し、体力を奪われてしまい、耐性をもったがん細胞が残るのです。
がんは耐性を獲得し、ヒトは体力を奪われていくのです。
医学界でも、抗がん剤はがんを根治しないことを認めています。
がんの成長を抑える、あるいは成長速度を遅くするのだ、といいます。
化学療法をシビアに評価すれば、抗がん剤治療を受けるべき理由を見いだせません。
抗がん剤の治療がすべてこのような道を通るわけではないでしょうが、身近に見たケースはこのような悪循環を示しています。
また、医学書の語るところも同様です。 他の手段がないから、採用されている治療法だと言わざるを得ません。

カテゴリ: がん