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がんの発見

がんは予測できない

今日の医学的な検査では「がんの発生」を予測することはできません。
がんになる前の段階を捉えることはできないのです。
いつも聞かされるのは、「がんが発見された」ということであり、「がんが再発した」ということなのです。
可能なのは、がんの早期発見であり、がんになって初めて「がんである」ことを知るのです。
そして早期発見というのは、がんの細胞レベルでの発見のことではなくて、がんが腫瘍化した段階になって初めて発見することができるのです。


がんはいつわかるのか

普通、がんを発見できるのは、腫瘍のサイズが直径1cm以上に成長した時です。
それより小さいサイズのがんはなかなか発見できません。
1つのがん細胞が、直径1cmのサイズの腫瘍に成長するには、およそ30回の細胞分裂が必要です。それにはおよそ10年から15年かかると考えられています。
しかし、直径1cmのがんが直径2cmになるには細胞分裂の回数で3回、1年から1年半しかかかりません。
最初の1cmに要する時間の1/10しかかからないのです。
この微妙な期間、がん細胞の大きさが1cmから2cmの期間、約1年半の間が早期発見といわれている時期なのです。


免疫の働き・肝臓の代謝力が重要

がん化する細胞は毎日何千とできても、免疫系が正常に機能していると、破壊してしまいます。
破壊されたがん細胞は肝臓が代謝して体外に排出してしまえば、何も問題はありません。
事実、多くのがん細胞が発生し、破壊され、代謝されているのです。
免疫系の働きとともに肝臓の代謝能力が非常に重要な要素になります。
アフリカでの医療活動で有名なシュバイツァー博士が天才と呼んだドイツ人医師のゲルソンは末期がん患者の多くを食事療法で治癒させました。彼が重要視したのは、全身の代謝力ということです。
彼は、独自の食事療法でシュバイツァー夫人の結核を完治させ、多くの末期がん患者を死の淵から救い出しました。
細胞レベルの活性、血液の循環、肝臓の代謝力がバランスよく機能することで、身体が正常に機能すれば、身体自身ががん細胞を破壊し、破壊されたがん細胞を肝臓が代謝して体外へ排出するというのが彼の持論です。
彼の療法によって重症のがんは数週間のうちに縮小し、意識がない程の重篤な患者が正常な日常を送れるまで回復したのは驚きです。
まだ、免疫系の知見が不十分な時代にがん治療に大きな実績を上げたことは事実であり、特筆すべきことといえます。


AIDSとがん

がん細胞は発生しても免疫系が正常に機能していると、そのがん細胞を破壊し、体外へ排出してしまいます。
しかし、免疫系が正常に機能していないと、がん化した細胞を破壊することができず、がん細胞が分裂を繰り返して成長し、肥大化して腫瘍となってしまいます。
そうしてみると、免疫系が十分に機能しなくなったAIDS患者にいろいろながんが発生するのは。ある意味で自然なことということができます。
AIDSで有名になったがんはカポジ肉腫ですが、AIDSではその他のがんの発生もAIDSでない人に比べると非常に高い確率になります。

カテゴリ: がん