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「T細胞・B細胞」の一覧

結核と免疫の働き

結核は、日本などの先進国では、過去の病気として人々の中では忘れられつつありました。
しかし、結核は医療技術の発展により天然痘のように消え去ることはなく、むしろ勢力を盛り返しつつあります。

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遺伝子治療の可能性と危険性

X-連鎖重症複合免疫不全症に対する造血幹細胞遺伝子治療は約90%で顕著な効果があったとされています。
しかし、1999年、2000年にフランスの病院で遺伝子の染色体挿入が原因で3人の患者が白血病を発症しました。そのため、フランスではこの遺伝子治療を一時中止しています。

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SCID治療法の望み:遺伝子治療

1990年代になると、SCIDの治療環境は大きく変わりました。
遺伝子工学の台頭です。
アメリカ国立保健研究所はADA-SCIDというデービッドとは別のタイプの免疫不全症の原因である欠陥ADA遺伝子への遺伝子治療にGOサインを出したのです。
従来の免疫療法や薬や手術といった医療手段は遺伝子欠陥という問題には無力でしたが、遺伝子が治療できるとなれば、話は別です。

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バブルボーイの死:SCIDの治療の困難さ

先天性の重傷複合型免疫不全症の障害をもって生まれたデービッドは、隔離された環境の中という制約はあったものの、順調に成長しました。
しかし、12歳のデービッドを前に、医療チームは彼の将来を考えなければなりませんでした。
このまま、20歳、30歳、40歳....と、果たして彼の全生涯を牢獄のように、隔離した環境で過ごさせることが適切なことだろうか?
前例のないことであるため、答えを見出すのは難しいことでしたが、徐々に方針は、デービッドに姉の骨髄を移植するという決断に向いていきます。

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バブルボーイの誕生とSCID治療の始まり

SCIDの治療は、通常、抗生物質が使われます。ある程度、有効ですが、ウイルス感染を防げるわけではありません。そのため、感染を繰り返し、体力も奪われ、徐々に重篤化しているのを見ている以外に何もできないのが現実でした。
骨髄移植が望ましいのですが、組織適合性の問題があり、骨髄移植はだれでもできることではありません。

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幼い子供の死:治療困難な重症複合型免疫不全症

先天的にT細胞、B細胞の両免疫系に欠陥をもつ子供が生れることがあります。
ほとんどは生後まもなく悲しみの死が待ち受けていることを思い知らされます。
この免疫不全は重症複合型免疫不全症(severe combined immn\unodificiency disease:SCID)という治療困難な病気です。
どうして、治療が困難かというと、あらゆる病原体にたいする免疫機能に欠陥があるため、くりかえし重篤な感染症をおこし、一時的に回復しても、結局徐々に重症化してしまうためです

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胸腺形成不全による免疫不全

先天的な胸腺の形成不全は、同時に副甲状腺の欠損、顔面の奇形、東部の発達異常を併発するために、経験のある小児科医は一目でそれと気づき、見逃すことはありません。
根本的な原因は退治菌も発育過程の異常で、さまざまな症状を伴う特徴があります。
副甲状腺の異常は、低カルシウム血症を起こし、さらに心疾患や精神の発育障害をもたらします。低カルシウム血症は筋肉の機能障害や痙攣などの原因にもなります。
さらに、ウイルス感染や細菌感染も起こしやすいことが知られています。
しかし、いったいこの子供の中で、何が起こっているのか、まだ問題を外から眺めているようで、問題の本質的なところ解決の糸口のようなところには、まったく近づけていませんでした。

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胸腺:やっと見えてきた免疫機能の素顔

過去の歴史を振り返ってみると、考え方を一変するような思想や発見は、なかなか受け入れられません。本質的に人は保守的な反応をします。
ところが、「見向きもされない時代」が終わり、新たな事実が受け入れられ、注目が集まると、多くの研究者が競って新しい事実を究明・解明することに力が向けられるようになります。すると、今までの長い停滞がうそのように、一気に研究が進み、事実が解明されてしまうことです。
1950年代にブルトンにより報告された無ガンマグロブリン症のケースは、抗体の働きと抗体がになっていない免疫の働きに光を照らしました。
1960年代にはディ・ジョージが免疫機能に胸腺が深くかかわっていることを暗示する広告をしました。
免疫学は、まさに次の段階へ進む戸口に立っているような状況です。

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抗体以外の免疫機能の発見

ブルース・グリックはオハイオ州立大学院生だったとき、あることに興味を持ち、実験をしてみることを思いついた。
それは、鳥類に特有の臓器ファブリキウス嚢が何の働きをしているのか調べてみたいということでした。
まさか、この実験が歴史的な大発見に至るとは夢にも思っていなかったことでしょう。

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