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ゲルソンに代表される食事療法は本当に効果があるのか

食事療法にみる質の違い

食事療法というと「まがい物」と感じる人が多いと思われます。
何かを食べると、何々の病気によい・・・などというテレビの健康番組を連想するせいでしょう。
しかし、食事療法の父といわれるゲルソンの食事療法は、きわめて厳格に設計されており、そんなシンプルなものではありません。
また、簡単にできるものではありません。
ゲルソン療法を健康番組の食事療法と比較するのは、たいへん失礼なことです。
彼の療法は質が高く、厳格なもので、現在の医学では、ほとんど無視されていますが、驚くべき実績がある方法です。


ゲルソン食事は徐々に認められてきた

ゲルソン食は、ゲルソンが優れた医師であり、ずば抜けた洞察力をもった臨床医であったから完成できたことで、医学的にも重要な価値があるものです。
現在、がん患者に勧められている食事のとり方は、米国の医師会が何の効果もない、何の意味もないと否定した、ゲルソン食の内容に驚くほど近いものです。
これは驚くべきことです。

現代医療は、いまもゲルソン療法をまったく無視していますが、実質的に内容を取り入れているということができます。
50年以上前にゲルソンが主張していた内容が、いまごろゲルソンの名前を外し、内容を薄めて。がんにならないためのレシピとして、がんになった人がたべるべきレシピとして紹介されています。


ゲルソン食の実践は非常に困難

ゲルソンの食事療法は末期がんの患者ががんを克服するための食事ですから、厳格さのレベルが違います。
ゲルソンの食事療法でがんや難病の治療をするには、それなりの覚悟と決断、努力と負担が必要です。
ゲルソン療法の最大の難点は、要求がきびしく、簡単に実行できないことです。
若い医師だったゲルソンは最初、自分の片頭痛を塩抜きの食事で克服し、その後、いろいろな経緯で、結核の患者400人以上に食事療法を施すことになります。
その患者の中に、有名なシュバイツァー博士の夫人がいて、完治し、長い交友を持ちます。シュバイツァー自身、その後医者になりますが、ゲルソンを「天才」と呼んでいます。
ゲルソンは、通常の医療方法をやめて、食事療法に固執したため、米国では、医師免許はく奪するという圧力を受けました。,br /> そのため、拠点をメキシコに移して診療を続け、多くの末期がん患者を回復させました。
ゲルソンの「完治」というのは、がん細胞が体内になくなることではなく、さらにがんができない、できてもがんを排除できる状態まで、身体全体が正常な状態になることを意味します。


なぜ、栄養が病気の治療に役立つのか

ゲルソンが長年の臨床で、効果を上げた食事療法を自ら分析し、解説するなかで、
本来の人間の体は、がんなどの病気を撃退する仕組みが備わっており、真の栄養を体に与えることで、本来の免疫の力を最大限に引き上げようと考えているのです。
人間の体は外からの栄養で成り立っているのだから、外からの真の栄養が本来のあるべき健康を作り出すというのです。
しかし、現実は食品は本来の栄養を持ってはいない。見かけだけの栄養になっていると嘆いています。そのため、有機栽培で、無農薬の新鮮な野菜を中心に食事を摂らせます。
1.ゲルソンは有機野菜、特に人参とリンゴのジュースを中心に、消化酵素を絶え間なく補給します。
2.体内のナトリウムとカリウムのバランスをカリウム側へシフトさせます。
3.ナイアシン、ヨウド、その他の補助食品で栄養の不足を補います。

解毒

人間の体が不健康な食事で痛めつけられ、多くの化学薬品で汚染されているとゲルソンは指摘しています。
人間の各臓器は余力を持っているため、いろいろな化学薬品や汚染されたものを食べても、それで、いきなり病気になったり、死んだりはしません。
しかし、体内にいろいろな形で蓄積し、肝臓や臓器を長期間過労に追い込んでいるといいます。
その長期間の負担ががんや現代病・生活習慣病を引き起こすのだといいます。
特に肝臓の働きを正常化することで、代謝により、体内に蓄積している毒素を解毒するのです。
人間の体に本来備わっている機能を活性化し、正常化させることにより、特に代謝、酸化プロセスの正常化により、がん細胞は死滅するのだといいます。
栄養が一方の柱とすると、かれは、解毒として、コーヒーによる浣腸を重要視します。
死滅したがん細胞や、体内に蓄積していた化学薬品が排出されるとき、それが代謝全体に大きな負担になるので、いち早く排出させるのだというのです。


目を見張るゲルソンの実績

現代医学の「人間の体の限界まで、がん細胞を痛めつけ」人間の体の回復力に期待する化学療法に対して、ゲルソンが提唱するのは、人間の免疫力最大限活性化させるものです。
がん細胞は体内の酸化プロセスが十分機能していると、死滅すると説明しています。
がん細胞がエネルギーを得るのは発酵によっており、酸化ではない。
がんは酸化プロセスが機能すると生きられなくなるといいます。
人間本来の免疫力がしっかりと備われば、必ず人間の免疫力ががんに勝利すという考え方です。
化学療法だけに頼ることに限界を感じた多くの人が、代替療法を求め始めますが、問題は自己流であったり、怪しげな民間療法などに頼ってしまうことです。
正しい食事療法をほんとうの指導者のもとで行うことこそが必要なのだと実感する次第です。
そして、現在、メキシコで娘のシャルロッテ・ゲルソンの診療所では、ゲルソンの開発した療法を発展させ、多くの末期がんや自己免疫疾患などの患者が病気から回復して健康を維持しています。

彼の考え方の基本にあるのは、2つのこと「栄養」と「解毒」です。

さらに、ゲルソンは現代の医学が採用しているがん治療は、「的外れ」で、治療の効果を上げていない、と真っ向から批判しています。

カテゴリ: 代替療法の思想