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病気以前のからだのダメージを問題視

病気にならなければ治療できない不思議さ

からだの不調で、病院にいくと、いろいろな検査をします。
不調の原因となっている病気を見つけ出すのが目的です。
現在の医療の考え方では、どんなに不調を訴えても、病気が見つからないと、治療できないのです。
それは、現代の医療が対症療法に徹しているからです。
病気の前兆を捉えて、からだ全体をより健康にするような治療はないのが現状です。
体の中に変調を示すなにかが見つからなければ、治療できないのは不思議であり、面白いことです。
人間のからだ、各臓器にはある程度の余力があって、大きな負荷がかかっても乗り越える力があります。
ちょっとした負荷は病気になることもなく、体調に大きな変調をもたらすものでもありません。
この病気以前の状態に医療は、あんがい、無力なのです。


真の健康へのプログラムがない

現代の医療では、一般的な健康の指針のようなものはありますが、具体的に健康を取り戻す明確な指針は見当たりません。
生活習慣病の問題が取り上げられるようになり、メタボ、血圧などいくつかの注意点がある程度です。


化学薬品などの有害物質をどうやって体から排除するか

自然のもの、有機のもの、添加物の含まれないもの、農薬のないものを望んでも、そのようなものはほとんど入手困難です。
厳密には、地上のどこへ行っても、有害物質を含まない植物は存在しえない環境になってしまいました。
汚染は全地球に、くまなく広がってしまったのです。
毎年、何万トンもの化学薬品が製造されている現状では、クリーンな環境はありません。
ともかく、そのような中でも、できるだけ自然なものを口にしたいと思っても、コンビニ、スーパーの食品のラベルを見ると、何種類もの添加物が記載されています。
パッケージに使われているもの、刺身の下にしいてあるもの、果物の表面処理など、農薬以外にもいろいろなものがあふれています。
私たちは、いったい毎日何グラムの添加物や化学薬品を食べているのでしょうか。
パンや植物油、バター、牛乳、どれをとっても自然そのものはほとんどありません。牛乳は熱処理が義務付けられており、私たちは生の牛乳を飲むことはできません。
植物油は高温処理され、化学溶剤を使って抽出しますから、植物本来のの油とはかけ離れたものになってしまいました。
そのおかげで、何か月も商店の棚で変質することなく、買ってもらうのを待つことができるのです。
変質しないのです。
それは、おなかのなかでも変質しにくいのです。
不健全な栄養で私たちの体は形作られてしまっていまるのです。


代謝に有害なものを取り除く

私たちからだを形造る何十兆個という細胞は質の悪い脂肪、タンパク質、糖質でできていないのでしょうか。
この数知れぬ薬品類、不健全な栄養素の蓄積は、私たちのなんともいえぬ体調不良の原因になっていないのでしょうか。つかないのでしょうか。
毎日100億という細胞が新しく作り出され、古い細胞はどんどん置き換えられていきます。
積極的に有害なものを体から排出しなければなりません。

  • 健全な食品に栄養源を切り替えること。
  • 蓄積されている化学薬品などを積極的に排出すること。
この二つを抜きにして本当の健康を取り戻すことは論理的に考えてありえないことです。
病気以前のからだのダメージを取り除かなければ、真の健康に近づくことはできないでしょう。
ゲルソンはこのことによって、肝臓の負担が軽くなると考えています。
からだが汚染された状態は、肝臓への負担が大きくなり、その結果、各臓器を含めたからだ全体の代謝は前がん状態であり、病的状態に陥っていると指摘しています
生活の中で絶えずダメージを受け続けたからだこそが、「がん」になるような状態を作り出しているので、このダメージを取り除き、からだを回復させることがカギになる。
そして、がんにならないからだは、がんを破壊できるからだでもある。

カテゴリ: ゲルソン食事療法