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食事の成分が薬のように働くのか

食事療法というと、普通の食べ物ががんなどの病気を治す薬のような働きを意味すると考える人たちがいます。
当然、批判的で、「食べ物ががんを治療できるはずがない。」
批判する人たちは、何か、前近代的な思い込みに囚われた人たちが、効果のないものにしがみついているように感じるようです。
しかし、食事療法は「無知な選択」と簡単に切り捨てることはできません。
欧米では、知識人を中心に、多くの人が食事療法を選択しているのです。
食事療法というのは、単純に、食事を薬と同列に置くものではありません。
食事療法の根底にあるのは、現代人の誤った食生活ががんをはじめとする多くの現代病を引き起こしているという考えです。
添加物、加工食品、その他の様々な人工的な食品、野菜、食肉の質の低下、偏った栄養などを根本から変えようとするのです。
昔の人が食べていた自然のものを現在でも食べている人たちの間では、がんなどの現代病がほとんど見られないのです。
本来の食事に戻すことで、からだの状態、代謝、栄養のバランスなどを本来の状態に戻すならば、がんにならないばかりか、本来人間が持っている治癒力で、がんをはじめとする多くの病気を体自身が治すのだというものです。



薬が病気を治すのではない・免疫が病気を治す

当たり前のことが忘れられています。
薬に病気を治す力はありません。
人間自身のうちにある治癒力が病気を治すのです。
このことは、何十年物医学的な研究や発見によって確認されています。
それなのに、私たちは、この一番大事なポイントを見失っているのです。
治癒力の回復、免疫力の回復、体内の代謝の正常化なしに健康はあり得ません。
「がんが生きられない」状態にならなければ、がんは治りません。



あなたは、本当に自然といえるものをいつ食べましたか?

驚くべきことですが、もしかしたら生まれてから一度も食べたことがないかもしれません。
完全無農薬、無肥料で育てたリンゴが話題となりました。抽選でなければ買うことができません。
大変な苦労をして、やっと無農薬、無肥料のリンゴを栽培できたのです。
しかし、そのリンゴは完全に化学薬品の汚染に対して、「白」か?と言ったら、残念ながら、白であるはずがありません。
私たちは、福島原発の事故で、放射能汚染の驚くべき広がりを経験しています。
殺虫剤、除草剤の汚染も同じことです。
土地に浸み込み、水を汚し、空気中に拡散しているのです。
世界中で汚染から完全に守られている場所を見つけることはもはや不可能です。
アマゾンの奥地へ行ってもそこにも汚染は及んでいます。
エベレストの頂上に行っても無駄です。
北極はどうだろうか?
海流に乗って汚染が極にたまっているといわれています。
魚は汚染され、野菜は汚染され、食肉は汚染され、水は汚染され、空気は汚染されています。
母乳からPCBが検出されることが大きな問題になりました。
私たちの体の脂肪には有機化合物が大量に溶け込んでいるのです。
化学的に安定なため、体内の酵素が代謝することができず、そのまま長年蓄積しているのです。
おそらく、完全に自然といえるものを私たちは食べたことがないのではないでしょうか。
「自然」とは、程度の問題なのです。
ある人たちは、現代人の食生活を、「がんになるための食事」と言っています。
これを徹底的に変えるのが食事療法です。
残念ながら、完全にはできませんが、より自然に近いところに戻すのです。
それが食事療法の中心のテーマです。